http://www.underground-project.net/
行って来ました。
これは、JR難波駅に隣接する湊町にある使われていなかった地下空間を光やら映像やらを使って『アートな空間』にしてしまおう!というイベントのようです。
大学の掲示板に宣伝が貼り出されていたのを見ただけなので詳しいことは知りません。
普段、御堂筋・四ツ橋・近鉄・南海の難波の当たりをうろついているのですが、よくよく考えてみるとJRの難波周辺はほとんど足を踏み入れたことはなかったので公式サイトの地図を見てもいまいち場所がピンとこなかったのですが、なんとか辿り着けました。というか、近鉄の駅から歩いて5分位の距離でした。
豊中の大学までポスターが貼られていたので周辺には案内図のひとつやふたつくらいあるだろうと踏んでいたのですが、簡単な順路案内だけでなんだかイベント受付もおとなしいモノでした。(その方が入りやすくてこちらとしてもいいんですが)
受付で入場に当たっての誓約書(私は地下空間が十分に整備されていない事を認識した上で自身の責任を負いますとかなんとか)の記入をした後、「入場保険料」として1000円取られました。誓約書は捺印の必要がなく台紙も適当な代物で、入場保険料に至っては一体なんの保険なのかの説明も一切ありませんでしたし、第一、後日同一会場で開催される第十五回関西三大学建築展は誓約書の記入も必要ない上に入場も無料となっていて明らかに提示された名目と食い違っていて、とにかくそれらが雰囲気を出すためのわざとらしい演出であることが見え見えであまり気分が乗りませんでしたが、折角来たんだし、という事で無理矢理やる気を出して会場に入りました。ちなみに入場の際には荷物を預けなければならず、撮影は禁止でした。(せめてフラッシュ撮影禁止くらいにして欲しかった・・)
空間自体は使われていない地下駐車場のような雰囲気で、空調がはたらいていないせいか空気が悪いことを除けば、普通のコンクリの打ちっ放しで囲まれた場所でした。歩き回った限りでは危険な場所も見あたりませんでした。もっと巨大な空間をイメージしていたのですが、イベントで使われていたスペースは思ったより小さなもの。コンクリートをスクリーンに見立てて映像を投影したり、千本以上の蛍光灯を一カ所に集めて眩い光を暗闇の中に作り出したりと、なかなか面白いものでした。1000円の価値があるかと言われると唸るしかないけど。(根に持つタイプです)圧倒的な存在感があった展示はやはり夥しい数の蛍光灯展示で、地下なのに目を細めなければ直視できない、という異様な空間。なんかアラーキーっぽいおじさんが隣で「うーん、これは凄いね。凄いね」とか独りで呟いていたのが印象的でしたYO